2018年くらいから共同会計事務所として、M&Aやコンサルティングを個人または専門家とし協業してサービス提供してきました。2019年に国内最大の経理BPO案件に、コンサルタントとして参画しプロジェクトを成功させ、BPOのソリューション力に可能性を見出した。ここで以前から割高なコンサルティング料の問題でサービスが中断した以前のコンサルタントとしての記憶を振り返る機会になりました。
国内最大の経理BPOプロジェクトを成功へ導く
昔、勤務していた日本製鐵の先輩からの照会で、大手のアウトソーシング会社が飲料会社から受ける40人規模の経理BPO案件に参画しました。担当分野を超えて、連結BPO支援(CFOを単独で実施など含む)、オペレーター5人分くらいの業務も並行でこなし、クライアントの短納期対応に応えました。
ニアショアですが1人工40万円前後のBPOのソリューション力に、大きな可能性を見出しましたが、それは以前に割高なコンサルティング料の問題でサービスが中断した、会計コンサルティングの苦い経験があったからです。
短納期対応などの無理な要望に応えたものの、だれも幸せにならない財務会計コンサルティング
IPOのお客様でコンサル会社に勤務時分に、受注したプロジェクトで月に300万円で上場申請書類としてⅠの部や決算短信を作成するものがありました。公認会計士中心に4人の人員で臨みましたが、私以外に開示書類の作成経験がない他のメンバーはそれほど、成果物を作成できません。
膨大なコストを投じてⅠの部や決算短信は完成し、お客様も割高な料金が経営会議で問題になり、JOBの継続は不可能となりました。支援メンバーは解散して、私だけがお客様とに引継ぎに残留しました。公認会計士などの高単価人材にチャレンジやミスマッチ業務を実施させ、ご本人もプライドが傷つくし、コンサル会社もクライアントも不幸でした。時給1万円の方でそれなりの成果しかでないので、バリューからコストを差し引いたものがクライアントの財産だとすると財産は生まれませんでした。
公認会計士などの方は、最低でも5千円、1万円くらいの時給は平気でもらえてしまいます。制度上で必要な監査などの保証コストと作成者側の運用費用に、同じソリューションしか提供できないと、前述の開示書類プロジェクトのような大きな失敗が生じてしまいます。
成果物を作成し、バリューはあるはずなのに、ソリューションが適当でない、苦い経験はずっと記憶に残りました。
IFRSや連結決算などの高難易度業務を時給千円の方が担うBPOニアショアのソリューション力
国内最大規模のBPO運用企業であるアクセンチュアやBBS(ビジネスブレイン太田昭和)は、BPO化できた業務については、IFRSや連結決算などの高難易度業務を時給千円の方が実施できています。ただし、このようなサービスはある程度の規模があるBPO案件がスコーピングされているが現状です。
アクセンチュアやBBSのようなサービス・ソリューションを1人工からBPOとして提供したい
CPA-Consultingでは1人工BPOのノウハウを極め、コンサル領域に対する価格面でのアンチテーゼとして、経理BPOを提供しています。公認会計士・税理士業界に途中から参入してきた私としては、時給で5千円~1万円という事務作業が到底ペイすると思えない、製造業や庶民的な感覚が抜け切れません。
適切な品質管理を実施する前提であれば、簿記3級の未経験の方が2年程度BPO会社で修行すれば、公認会計士などが経理や開示資料を作成する領域を相当程度代替できると仮説を立てて、2021年からハイレベル領域(IFRS・連結決算・金商法領域)で、1人工からのBPOサービスを展開しています。
時給が500円やマイナスになるBPOプロジェクトからの成長
とはいえ、当初はオペレーターも未経験で、正に「担当分野を超えて、連結BPO支援(CFOを単独で実施など含む)、オペレーター5人分くらいの業務も並行」こなすことが再現されました。余談ですが、BPOは再現可能性が重視されますが、産みの苦しみとして、BPOの苦労が続きます。
担当の税理士の方が、文字通り月次決算に失敗するような事態も発生し、リカバリーに身を削り業務しました。
公認会計士・税理士と業務管理能力はあまり関係ない
BPOの経験値を稼ぐ合間に、業務管理体制が整ってくると、公認会計士・税理士といった資格や有名大学卒などの学歴と無関係に、業務管理を着実に実施し、報連相が適当で、クライアントと密にコミュニケーションを取れるBPOのエリートが誕生しました。
出入り禁止になった公認会計士・税理士、クライアントの信頼を得た簿記3級
特に顕著に、BPOサービスの本質を表す事件?が起きました。12月決算の上場子会社(1人経理)で決算直前にご担当者が退職し、決算・監査対応・金融庁報告をBPOする案件をいただきました。丁度Big4出身の公認会計士・税理士がメンバーに加わりましたので、私とその会計士、当社の創業からの簿記3級メンバーの3人態勢(受注は2人工)で業務に挑みました。
大手の名門企業にいびられる簿記3級オペレーター
ちょっと微妙な話ですが、現場で公認会計士・税理士2名と簿記3級だと、クライアントは当然に公認会計士・税理士とコミュニケーションします。かなりフラストレーションがたまった簿記3級オペレーターですが、ここで事件がおきました。
増減分析で「☆」を並べた公認会計士・税理士
DIVAなどで提出する財務諸表では、金額と比率で増減が基準を超える場合には、コメント書きとして増減理由の記載が必要です。お客様は当然に会計士・税理士であれば、適切なコメントを記載いただける期待値があったのですが、新メンバーの会計士・税理士は、「会社のことはわからないのですが、エラーがでるので☆を入れておきました」
・・・激怒するクライアント(以降、同様のミスマッチがあり出入り禁止になりました)
几帳面で、密にコミュニケーションすることで信頼を得るオペレーター
一方で、業務が丁寧で几帳面、管理ができてクライアントと密にコミュニケーションをする簿記3級オペレーターは、クライアントの信頼を獲得しました。このJOBでメインオペレーター→SV→PMと成長して、公認会計士・税理士の私もクライアントへ訪問することがほとんどなくなりました(笑)
当社では、経理BPOに確率したノウハウがあります。
他のストーリーや募集内容で一部公開していますが、愚直にこれらを実施して、クライアントの信頼を高めており、共感できるメンバーを募集しています。
CPA-Consultingが想定する会計決算の受託体制の到達点
業務一覧の整備による決算・会計業務の網羅的な把握
①業務一覧を整備し、受託業務である固有勘定の決算、信託受託者業務、その他業務の見える化を実施します。
②経理業務の3要素であるインプット・処理・アウトプットに着目して、業務を難易度で区分します。難易度に対応した業務実施時のフォローを計画します。
③想定工数や整備目標文書を計画することで、実質体なFSCPの整備進捗を管理可能にします。
工程表により業務進捗をクライアント様と共有、結果共有
①月次決算、四半期・年度決算前にCPA-Consultingより、業務一覧を網羅した工程表を提出し、業務実施順番、実施日を計画します。
②進捗管理を工程表にて実施し、進捗の見える化・完了管理の共有を行います。
③実施結果の履歴で、改善活動を実施します。
手順書・マニュアルの整備
チェックリストの設定
①難易度が想定される工程については、事前にチェックリストを設定しSLAを明確化します。
②業務実施前及び業務実施後に手順書・マニュアルの整備を行い、次回の業務実施時に手順書に沿った実施を行い、再現可能性を高めます。
③実質的なFSCPを担保する文書化をマニュアル・チェックリストを中心に整備することで実現します。
CPAで活躍するコンサルは以下のような方です。
(経理未経験者)男性31歳 29歳で経理を始めました!
→東証プライム企業のシステム導入PMとして大活躍
2022年10月末までの東証プライム上場企業の基幹システム移行プロジェクトで経理BPOチームのローンチにPMとして関与。前PMからの引継ぎをこなし、チームを立て直しする成果をだす。クライアントから直接雇用を打診されています。
現在は引継ぎ先(T社)の要請で、引継ぎの延長対応を実施中。
公認会計士などがプロジェクトから脱落する中で、ハイパフォーマンスを発揮。
【その他の関与案件】
・総合商社子会社経理BPOプロジェクト
・PEファンド最大手の出資先での連結決算プロジェクト
・建設業の連結子会社の金商法組替、PKG提出プロジェクト
【ケイパビリティ】
・有名国立大出身→合人社→CPA-Consulting 取締役BPO事業部長
・簿記3級、freee上級認定アドバイザー
・英語は読み書きレベル
・経理経験多数で単体・税効果・連結・IFRSなどを一通り経験済み
・SAP,DIVA,Stravisなどの使用経験あり
(経理経験者) 女性31歳
単純な仕訳マシーン→BPOチーム責任者として、ローンチに成功!
2022年2月開始の東証プライム上場企業が取得したホテルチェーンのBPOプロジェクトで経理チームのリーダーを努め、ローンチに成功。現在はWaveingで対象領域を拡大中。
チームの工程管理、品質管理、メイン業務実施を同時にこなすマルチプレーヤー。
経理BPO以前に、コールセンターBPOのオペレーター経験もあり、たたき上げの実務家。
連結決算や金商法組替(税効果会計)BPOの導入などの経験値豊富。
【その他の関与案件】
・建設業の連結子会社の金商法組替、PKG提出プロジェクト
・法定調書・年末調整・支払報告書のBPOプロジェクトでPMを担当
・上場企業子会社での経理人員退職後のフォロー案件で業務立て直しに成功
【ケイパビリティ】
・国立大出身→不動産大手→CPA-Consulting マネージャー
・簿記3級、freee認定アドバイザー
・経理経験多数で単体・税効果・連結などを一通り経験済み
・エクセルに強く、ObicなどのERPでの業務構築経験あり
(経理未経験者)女性34歳 31歳で経理を始めました!
→メインオペレーター→SV→PMとスキルを飛躍的に向上させました!!
2021年12月開始の東証プライム上場子会社にて、12月決算の担当者不在プロジェクトでの
代替要員・業務文書化・クライアントへの引継ぎに成功。2022年10月末に会社様へ引継ぎ完了予定。
経理BPOでPM経験が数社あり、東証プライム企業の新設子会社、上場建設業会社の担当者退職案件
などで、経理経験を活かして、業務構築と運用を並行して実施できるハイパフォーマー。
建設業向けのコスト改善コンサルタントなどでコンサルタント経験があり、BPOコンサルタントに移籍後は、
オペレーター・SVを経て、BPO導入コンサルタントとして活躍中。BPOの立ち上げ成功経験多数。
【その他の関与案件】
・東証プライム企業の新設子会社にて、メインオペレーターを経験
・総合商社子会社経理BPOプロジェクトで、メインオペレーター&特定ブランドの業務構築を実施
・建設業の連結子会社での経理退職案件にて、業務の継続・立て直しに成功
【ケイパビリティ】
・関東私大大出身→コスト改善コンサルタント→CPA-Consulting 取締役BPO2部マネージャー(新規立ち上げチーム)
・簿記3級、freee認定アドバイザー
・経理経験多数で単体・税効果・連結などを一通り経験済み
・コミュニケーションに強く、新規案件のローンチ・構築で多数の成功実績
また副業・業務委託のメンバーで未経験の方も活躍しています
(経理未経験者)N・Kさん 男性25歳 24歳で経理を始めました!
→マジシャンと就労支援指導員、経理オペレーターの3足の草鞋を履いています!!
2021年12月関与開始、本業の傍らでPEファンド投資先の固定資産業務や建設業、ホテルチェーン経理BPOプロジェクトにオペレーターとして参画。副業メンバーとしての貢献は高く、月10日稼働で活躍中。
【関与案件】
・PEファンド投資先の固定資産業務
・建設業経理BPO案件のオペレーター
・ホテルチェーン経理BPOプロジェクトのオペレーター
【ケイパビリティ】
・本業の傍らMBA取得
・習得した会計知見をBPOで未経験ながら発揮
・クライアントから正社員オファーもあるがマジシャンの道を専攻予定
商号 合同会社CPA-consulting
所在地 〒104-0061 東京都中央区銀座1丁目12番4号N&E BLD.6F
電話番号 080-6501-1474
問い合わせ CPA-Consulting inc 経理業務のアウトソーシング
メール yasutake.yotaro12345@cpa-consulting.net
代表者 安武庸太郎
事業内容 経理・連結BPO
医慮介護 M&Aサービス
電子申告
IPO支援
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